新しい保育園は共同保育所

おやじたちの日曜大工で、新しい園舎の手直しが始まった。
お父さんたちの底力は素晴らしい!また上手い具合に職人さんがいたり、手先の器用な人、洋裁が得意な人、いろんな才能を持ってる人がたくさんいて、古い汚い家が段々と保育園仕様になっていった。
園長、いや施設長(共同保育所で、運営の責任は皆で負うのだから、園長とはいわないらしい。そういう事を細かく言ってくる人もいた)は、前保育園で、二十年勤めあげたベテラン保育士F。リストラされた保育士も何人かついてきてくれた。
設立当時は子供は15人位いただろうか。皆、前の保育園から流れてきた仲間。新園をつくる会のメンバーの子供たちだ。新しく外部から入ってきた人はいない。

前の保育園の全員が新園をつくる会のメンバーだった訳ではない。公立保育園を選んで出て行った人もたくさんいた。無理もない。
共同保育所という運営形態は今から思えば、かなり乱暴なやり方だ。思いの深さだけで勢いつけたまま、エイッヤッと突っ走っちゃったのだ。
ただ、あの時はその方法しかなかった。ゆっくり練り上げる時間も、いつ現れるかわからない経営者を待つ事(大体、こんな儲けのない仕事をうける人がいるわけないし)も、助成金が出るのを待つ事も。待つうちに子供は育っていってしまう。ただ、はっきり言えるのは、あの時の思い、勢いがなかったら、素人が保育園を作るなんて無謀な事しないよなって、今でも、あの時のあのパワーって凄かったなって、そう思う。
新しい保育園が誕生し、四月の新年度から、新しい保育がスタートした。本当に保育園ができたんだ!嬉しい気持ちは、いっぱいだったが、我が家は長男の小学校入学、自営業の夫が新店舗リニューアルで、私も店を手伝わざるを得なくなった。背負いきれない荷物を背負って、朝起きるとゴングがガーンと鳴り、ロッキーのテーマが流れる感じ…そんな生活が始まった。園の子供たちにとっては、天国のような楽しい毎日。大人にとっては、地獄のような苦しい三年間の共同保育園時代に突入する。


はあ〜、この三年間の事は重くて重くてドロドロです…。だから、なかなか進まないんだ〜(:_;)
続きを楽しみにしていらっしゃる皆さん、すみませんm(__)m

頑張って書きます。
待っててね〜f^_^;

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